空腹絶倒りゅーやの小言

広島の3ピースギターロックバンド「空腹絶倒」Vo/Gt.吉野竜矢のブログ。

出不精引きこもりニート、酒を飲みに外へ出る。

あー、あー。テストテスト。チェックワンツー。

どーも、りゅーやです。

 

先日は久しぶりに生存確認をTwitterで行いました。

…というか行われました。

安田の奢りで酒を飲みに外へ出たところ

撮られた写真をTwitterにアップされていました。

 

そしたらそのツイートに複数の方から反応があったよ~って

安田から連絡をもらったので見に行ってみました。

マジでめっちゃ久しぶりにアカウント開いてな。

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新しくドラムを募集するため、僕の病気について話します。

どーも、りゅーやです。

大変お久しぶりのブログ更新です。コロナ禍のなかみなさまどうお過ごしでしょうか。

 

空腹絶倒(僕のバンド)からお知らせがあったようにドラムのあかりちゃんが脱退することになって、新たにメンバーを募集する必要が出てきました。

ただそのためには、まだ一部の人だけにしか話していなかった僕の病気についてお話する必要があると考えたので、今回はそれについて簡単に説明しようと思います。

 

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好きでいて羨んでいる

 

面白いことをやったり話したりする人はいつだってみんなの人気者だ。

その人の周りには沢山人が集まる。

 

そのことを身近で認識したのは、学校という場所に行き始めてからだった。

 

「クラスの人気者」

そう呼ばれる人は人より目立つ何かを持っていた。

 

話や行動が面白い。顔や体型が整っている。運動神経がいい。頼れるリーダーシップがある。

 

人気者にもいろんな要素があるが、僕が憧れてやまないのは、面白い人間だった。

 

人前でそんな恥ずかしいことしないだろうといったことを平気でやってのけたり、身の回りで起こった出来事を面白おかしく話したり。

 

とにかくそんな人の周りに集まる人たちは、みんな笑っていた。

 

呆れて笑ってる人もいれば、面白がって笑う人もいる。

種類は違えど、楽しそうに笑っている。

 

人の笑顔を見るのが好きだった僕は、沢山の笑顔に囲まれている人気者が心底羨ましかった。

 

羨ましいと一口に言っても、遠くから見ているだけではないケースもあった。

 

その人気者が自分と仲の良い人であるケース。

人気者が含まれたグループごと、クラスの人気者であるという場合があると思う。

 

ただやはり、その中に突出して人気のある中心人物が必ずいるように感じていた。

 

僕はその中心人物の友達のひとり。

その人がボケれば、僕がツッコミを入れる。

その流れを作ることで、自分も人気者のひとりになった気でいた。

 

狙ってツッコミをしていたわけではないが、その瞬間だけは自分も含めて笑ってもらえていると感じることができていた。

 

ただその傍ら、自分はあくまで引き立て役であり、本当に注目を集めているのは上手にボケている友達だということにも、気づいていた。

 

沢山の笑顔を向けられる面白い人気者が羨ましい。

自分もそうなりたい、注目を集めたい。

 

そう思っても自分は面白い人間にはなれなかった。真面目な性格だった。結局なれないまま今日まで生きてきた。

 

面白くなる努力はしなかった。努力をしてなるものではないと感じていた。

人格を形成する段階で面白い人間になるのだと、自分はそういう人間にはならなかったのだと割りきるしかなかった。

 

面白がられて注目を集めるということができない自分は、別の方法を選ぶしかなかった。

 

成績を良くする、班やクラスのまとめ役をする、部活でやっているバスケットボールの腕を磨く。

 

真面目な自分は、面白さ以外で人の目につくような存在になるよう、努力をした。

 

テストの点数を見せあい、すごいなと言われる。

リーダーシップをとり、頼られる。

身長をスポーツに活かし活躍する。

 

注目を集める、認知をされることはできたが、どれも本当に望んでいるものではなかった。

 

 

そんな劣等感を抱えた人生のなかで、音楽に出会った。バンドに出会った。

 

面白さがものをいうわけではない。

質がものをいう世界。

 

良い歌を歌い、良い曲を作ることで認められる世界。

 

自身の個性で生み出すものがものをいう世界。

 

 

生きている実感がした。ここでは自分が自分を否定することなく生きていけると思った。

 

音楽を気に入ってくれた人が集まり、笑ってくれる。

面白さに固執する必要はなくなっていた。

 

 

 

しかし今、自分は音楽ばかりしているわけではない。

趣味である対戦型ゲームを配信したり、動画を作って出したりもしている。

 

勝ち負けのある世界。

強くて上手いプレイヤーは注目を浴びるが、上手くない自分が注目を集めるには、やはり上手さ以外の要素が必要だった。

 

だとすれば面白さがいちばんわかりやすく、人に喜ばれやすい。

 

僕はまた、この問題に直面しているのだ。

 

ゲームの場合、攻略方法をレクチャーするのも人気を得やすいが、それにはやはり「上手さ」という説得力が必要になる。

 

それを身に付けるため日々練習をしているが、当然ながら一朝一夕で得られるものではない。

 

同じ土俵であまり見ない方法を見つけ、最近はそれを実践してみている。

 

しかしそれも、自分より面白い人が同じことをすれば負けてしまうのだ。

 

僕も面白い人が好きだ。面白い友達が好きだ。

ただ今でも好きであるのと同時に、羨ましくも感じてしまう自分が、哀れでならないのだ。

 

 

そんな葛藤と戦いながらも、自分にできることを模索する日々がこれからも続いていく。

 

今の自分でも好きだと集まってくれる人の好意を大事に受け止めながら。