空腹絶倒りゅーやの小言

広島の3ピースギターロックバンド「空腹絶倒」Vo/Gt.吉野竜矢のブログ。

練習ってどうやってる?

 

どーも、りゅーやです。

 

コロナウイルスが猛威を振るっており、その影響が少しでも抑えられるように自分たちのイベント、1st EP「眠れぬ夜」のレコ発を中止としました。

 

楽しみにしていたみなさんには申し訳ない気持ちと、それ以上にみんな健康であってほしいという気持ちがあります。

 

今頃こんなことを書くのも遅いかもしれないけど、僕は自分たちのこの判断に自分自身で納得しているのでそれでよいです。

 

 

さて話は変わりまして、生きていれば何かを習得するために練習をすると思うのですけれども。

それは例えば僕の身近なとこで言うとゲームか、あるいはバンドの練習なのですが。

 

みんなどんな風に練習してる?

いや、正確に言えばどんなことを考えながら練習してる?

まぁ今回は個々人の練習についての話にフォーカスしていきたいんですが、何を考えて練習しているかって結構大事だと思うわけです。

 

バンドなんかは毎週決まった曜日、決まった時間に数時間ほど練習したりするでしょうが、その時何を考えて練習してますか。自分の楽器について。

 

理想と違うなって思う部分について、漠然と下手だなあとか、漠然ともっと練習しなくちゃなあとか考えてません?

 

正直それは効率悪すぎますという話なんですよ。

例えばうちのメンバーに僕が改善点を指摘するとき、具体的な改善点を指摘してみるわけです。

 

ドラムで言えば「ドッツタッツードッツタッツー」という4つ打ちのフレーズについて(KANA-BOONの"ないものねだり"を想像してください)指摘したのは、ハイハットシンバルがちゃんと開いたタイミングで叩くことができておらず、「ツー」の音が美味しくないという点です。

 

短く切れてしまうんですね。叩いた後にならなかった音の余韻が伸びてしまうという現象。文字で伝えるの難しいんですけど…。

閉じたハイハットを叩いて、その直後にハイハットを開く感じ。

「チッ↓フワァ~↑」って後から余韻だけ中途半端に出てくる感じ。伝われ。

 

まぁそんな感じで鳴りが美味しくなかったので、指摘したんです。

じゃあ原因は何なのか。上記で伝えようとした中に答えは出ているんですが気付きましたか?

 

そう、閉じた状態で叩いてその後に開いている、つまりハイハットを開くタイミングが遅いんですね。

 

ハイハットは左足でペダルを踏んで閉めたり開けたりしているので、そのタイミングを調整しているのは左足なんですが、つまりこの場合は左足を上げるタイミングが遅いということですね。

 

ドッツタッツー」のリズムを叩く場合は、右足と左足は連動して動かすんですよ。

右足でバスドラムを踏むタイミングで、左足でハイハットのペダルを踏んで閉じる。

 

ところが、足を上げるタイミングも左右合わせてしまうと、上記で指摘した問題が生じるんです。

まぁこれはハイハット側のレスポンススピード的にジワッと開くので追いつかないんだと思うんですが、ジャストで両足上げてしまうと、ハイハットを叩いたときに開くのが間に合わず、美味しくない音になるわけです。

 

上手く説明できているかわからないけど、ドラマーなら理解してくれるかな、これ(笑)

 

それに気付いていなかったようなので、ハイハットを開くときは右足を上げるより少しだけ早めに上げ始める必要があるよ、ということを説明しました。

 

そしたらその違いに気付き、スッと改善をしてくれたんですね。

 

今回は問題の指摘から改善点の説明までを僕が全てしてしまったわけなんですが、みなさんが練習している時に問題点を発見し、練習しなくちゃと思ったとき、原因はなんなのかをしっかり考え、理解することが効率を良くするポイントになってきます。

 

僕は大学に入った歳にちゃんと楽器を始めて、まぁほとんど学校には行かずに練習に没頭していたんですが、自分で言うのもなんですけどかなり短い期間で随分成長した気がします。

 

普段の練習から、鳴らしたい理想の音になっていない原因を考え、理解するようにしていたので改善策も早く見つけることができていたわけです。

 

こういった練習の際の思考っていうのが大事だよ、っていうのが伝えたかっただけです。長々と書いちゃったけどね。

 

 

早く成長したいと思うなら、原因を理解するところから始める、当たり前のことなんですが、意外と練習時間だけ増えていって効率のいい成長につながっていない人が多い気がしたので今回こんな話を書いてみました。

 

学校や仕事があるとどうしても練習に割ける時間というのが限られると思いますので、これを機に普段の練習について見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

それでは今回はこの辺で。りゅーやでした。