空腹絶倒りゅーやの小言

広島の3ピースギターロックバンド「空腹絶倒」Vo/Gt.吉野竜矢のブログ。

今日見た夢の話

おはよう。

 

つい今しがた、とてつもない夢を見て、複雑で言い表すのも難しいような感情に襲われている。

 

夢の内容をざっくりと覚えているのと、まだめちゃくちゃ眠いのにもやもやした気分のままというのも嫌なので急遽パソコンを立ち上げてブログを書こうと思う。

 

 

はやく二度寝したいので、もうここから内容を書き始める。

 

 

背景としては、県だか市だかが運営する、規模の大きそうなイベント。

 

会場はどうやら広島のアステールプラザ大ホールだったらしい(行ったことがないのでアステールプラザ大ホールで検索してみたら、写真的にもどうやら間違いないほど類似した空間だった)。

 

イベントの最後のプログラムとして、1人10分ほどの時間を設けられ、ステージで何かしらを発表するといったものが用意されていた。

 

僕はそれに出演する予定らしいのだが、これがまたややこしいもので、なんでも、空腹絶倒の曲を弾き語るわけではなく、友人の作った曲を僕が演奏し歌うといったことをしようとしているのだ。

 

10分のステージであれば2曲の演奏と少しのトークで終わるような時間。夢の中ではすでにイベント当日なのだが、スマホを見てみると、その友人から、僕がその日に演奏する予定なのであろう曲のデータが送信されてきていた。

 

もちろんその曲を聴いてみたこともなく、本来であればすぐさまその2つの曲を覚える作業に取り掛かるべきである。

 

心の中で「そもそもやる約束をした覚えもないぞ」という夢への無意味な悪態をついているのは、冷静に思考できる"今"だからだ。

 

しかし実際見ていた夢の中ではそんな悪態を思いつく思考能力もなく、まるっきりその世界の住人となっていた。なってはいたのだが、ここで驚くべきなのは、イベントはとうに始まっているというのに覚えようともしない自分の神経だった。

 

ありえない。普通なら大慌てで曲を覚え、最終プログラム、つまりタイムリミットまでに何とかしようと努力をしなければならないところだ。

 

それでもなぜか「まあいいか」といった謎の諦め精神を発揮し、そのままイベントは最終プログラムを迎えてしまったのである。

 

 

やがて自分の出番が訪れた。どうやらプログラムの中でも最後の出番、いわゆる「トリ」を任されていたようだ。

 

ホールの客席から直接荷物を持って直接ステージに上がるといった形だったので、どこから取り出したのかわからない自分のエレキギター(ひとりなのに何故かアコギではなかった)を持ち、ステージへ向かう。

 

その時僕は、いつの間にか隣にいた曲の送り主である友人に対し「どうしよう、あんまり曲覚えられてないんだよね。」と呟いた。

 

あんまりどころか1mmも覚えていない。なんだその言い訳は。まるで少しは覚える努力をしていたみたいな言い方をするんじゃない。言ったのは自分だけども。

 

そんなバンド初心者がMCで必ず口にするような予防線を見事に張ってしまったが、友人は当たり障りない言葉で励ましてくれた。「大丈夫よ」だなんて言われてしまったら、余計に心が苦しい。

 

 

さて、いよいよステージに上がり機材のセッティングが始まった。アンプにエレキギターを繋ぎ、サウンドチェック。うん、音はいつも通り最高。何の問題もない。

 

目線を前に向けると、視界に入ってくるのはホールの客席いっぱいに座っている観客たち。自分の親までいたような気がする。なんて日だ。

 

もう出番が始まる。曲を覚えていない僕が考えていたことは、友人には申し訳ないが自分の曲をやってしまおう、というものだった。そりゃあ覚えてません、何もできません、なんて言い訳して興ざめするよりはるかに良いだろう。

 

もう覚悟は決めていた。友人はどんな顔をするだろう。そこだけが気にはなっていた。

 

 

そして司会者から紹介があり、僕の悪夢の10分が始まった。

 

歪んだギターを開放弦で思い切り鳴らすと、会場は一気にハイボルテージに。

 

なんだこの状況は。まるで日本のスターにでもなっていたんじゃないかと錯覚するほどだ。かつて開放弦を鳴らしただけでこんなに観客が盛り上がったことがあっただろうか。いや、残念ながらまだまだ駆け出しの自分の音楽歴をさかのぼってもこんな記憶はない。

 

そんな光景に一瞬気を取られたが、気分がよくなった僕は歌い始めた。

 

始まってしまったからにはもうヤケだ。自分の歌を目一杯に歌い、沸き続ける会場の熱を浴びながら10分を駆け抜けた。

 

演奏が終わるころ、予定と違うことをした僕にスタッフが駆け寄り、めちゃくちゃ怖い顔で何か注意されている。

 

何を言われていたのかはわからなかったが、その時はひたすらに、友人がどんな顔をしてこっちを見ているのかが気になっていた。

 

悪いことをしてしまった、という感情が溢れてきて、この場から逃げたいと思ったとき、僕はその夢から目覚めた。

 

 

 

頭はボーっとし、ひとまず状況を整理(今のは夢だったんだと確認)したあと、やはり友人がどんな顔をして見ていたのかが気になってモヤモヤする。

 

幸いにも夢の内容がはっきりしていたので、ブログに残しておこうと思いつき、パソコンを立ち上げたのだった。

 

 

 

 

 

 

以上です。あ~文章がちゃんと書けているかわからないけど、とりあえず書き残せてよかった。

 

変な夢だったなあ。

 

 

変な夢だったけど、ただ1つ不謹慎ながらに思ったのは

”あんなに沢山の人の前でも、緊張なんてすることもないんだな”

ってことでした。

 

夢だからかもしれないけど、でも多分大丈夫。やっぱりお客さんが楽しそうなのを見るのが楽しいから、堂々とやっていられそう。

 

 

長々と読んでくれてありがとう。二度寝しますね。おやすみ。